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【渡米準備・海外赴任前準備】やることリスト総まとめ

渡米準備

いざ海外赴任が決まったとき、何から手を付けたらよいか迷いますよね。そこで、出国前に必要だと思われる準備をリスト化してみました。

  1. まずはじめに
    1. 単身赴任か、家族帯同か考える
    2. 会社のサポート内容を確認する
  2. 基本の手続き
    1. パスポートの取得・更新
    2. ビザの申請
  3. 渡航関連
    1. 航空券の手配
    2. 前泊ホテルの予約、渡航当日の交通手段の確保
    3. アメリカ到着後のホテル予約
  4. 住居関連
    1. アメリカでの住居の手配
    2. 日本住居の退去、売却、貸与手続き
    3. ライフライン等の解約
    4. 郵便物の転送届
  5. 引っ越し・荷物整理
    1. 引っ越し業者の手配、荷物の仕分け
    2. 必要物資の購入、日用品のまとめ買い
  6. 自動車関連
    1. 現地車両の手配
    2. 日本の自動車の売却等
      1. 車両の売却
      2. 自動車保険(解約、中断、英文等級証明書の発行)
  7. 金融、通信関連
    1. 銀行口座、証券口座の見直し
      1. 不要口座、維持不可口座の解約
      2. 海外転居申請
      3. インターネットバンキングの整備
      4. NISAについて
      5. 住所変更手続き
    2. 携帯キャリア変更の検討
    3. アメリカ銀行口座開設
      1. ソーシャルセキュリティーナンバーについて
    4. 現金、送金手段の確保
    5. ドル決済のクレジットカード申し込み
  8. 医療関連
    1. 健康診断の受診
    2. 歯科検診・治療
    3. 予防接種
    4. 診断書の英訳作成
    5. 医療保険、海外旅行保険の確認、見直し
  9. 公的手続き
    1. 運転免許の更新と国際免許の取得
    2. 海外転出届の提出等
      1. マイナンバーの海外継続利用申請
      2. 納税管理人の指定
      3. 在外選挙人名簿の登録
    3. 国民年金の任意加入手続き
    4. 戸籍謄本の取得
    5. 在留届の提出
    6. 失業手当延長手続き(配偶者が帯同に伴い退職した場合)
  10. その他
    1. 英語の勉強、現地文化・習慣のリサーチ
    2. 美容室の予約
    3. コストコ会員の検討
    4. サブスクリプションの見直し
    5. 各種ポイントの確認消化

まずはじめに

これから挙げる2項目により、必要な準備が変わってきます。海外赴任準備の第一歩として、ある程度はっきりさせておくと、準備がスムーズになると思います。

単身赴任か、家族帯同か考える

単身赴任か家族帯同か。家族帯同の場合、同時に行くか家族は後から合流するか。配偶者が働いている場合、休職するか退職するか

すぐに決めるのは難しい場合もあると思います。私も大変大変悩みました。途中で変更してもよいと思いますので、まずはどうしたいか家族や会社と相談しながら方針を決めることをお勧めします。

会社のサポート内容を確認する

航空券の手配やビザ申請のサポート、引っ越し業者や赴任先での住居の手配、海外旅行保険の有無、手当の有無と内容等どこまでサポートを受けられるのかを確認してみてください。

基本の手続き

パスポートの取得・更新

パスポートをお持ちでない方は新規で取得します。また、パスポートをお持ちの方も残存有効期限が十分かを確認し、場合によっては更新を行います。

なお、2025年3月24日から新パスポートが導入されました。オンラインで手続き可能となり利便性が上がった一方、申請から交付までの期間が延伸、2週間~1か月程度を要することとなりました。ビザ取得にかかる期間(私の場合は1か月以上かかりました)も考えて、早めに取得・更新を行うことと安心です。

ビザの申請

最優先項目です。書類の手配が煩雑なうえ、面接の混雑状況次第では結構な時間を要します。前倒しで進めます。

なお、面接予約の混雑状況は、Global Visa Wait Timesにて確認することができます。予約できる面接日の目安が記されており、以下の場合は、概ね1か月先の日程でないと予約できないことを意味します。ただし、予約後でもほかの方がキャンセルした枠を取り直せる場合があります。お急ぎの場合は、キャンセル待ちを狙うのも一つの手です。

Lビザの場合、面接自体は非常にシンプルです。面接体験記も併せてご覧ください。

渡航関連

航空券の手配

自分で手配する必要がある場合は、航空券を予約しましょう。併せて航空会社のマイルプログラムへの会員登録がまだの場合は、登録します。

前泊ホテルの予約、渡航当日の交通手段の確保

必要に応じて、前泊するホテルを予約しましょう。一人当たり2個の大型スーツケースを持っていることが想像されますので、空港の近くのホテルだと安心です。また、空港までの交通手段も確保しておきましょう。

アメリカ到着後のホテル予約

アメリカでの住居の確定が到着後となる場合は、しばらくホテル暮らしとなることが予想されます。2週間程度まとめて予約しておくと安心です。

住居関連

アメリカでの住居の手配

会社側で用意している場合や前任者から引き継がれる場合は心配ありませんが、自力で探さなければならない場合も多くあります。この場合は事前に目星をつけて置き、到着後に内見をして決めることが一般的です。

おすすめの物件検索サイト:Zillow

治安チェックサイト:Family Watchdog(性犯罪や暴力事件の犯罪歴がある人物の住所がわかります。)

日本住居の退去、売却、貸与手続き

賃貸の場合は、賃貸契約書に定められた時期まで(1~2か月以内が一般的)に解約する旨を伝えましょう。

持ち家の場合は、1.売却、2.賃貸物件として貸し出し、3.空き家といった選択肢があります。なお、海外赴任中は原則住宅ローン控除が受けられません。

ライフライン等の解約

水道、ガス、電気、ネット、NHK、火災保険などの解約手続きを行いましょう。

受信契約の解約 について(NHK)

郵便物の転送届

e転居(郵便局)でWeb上で手続き可能です。届出日から1年間、任意の住所に郵送物を転送してもらえます。私は実家に設定しました。

引っ越し・荷物整理

引っ越し業者の手配、荷物の仕分け

引っ越し業者に連絡して、下見と引っ越しの日程を調整します。下見にて荷物の総量を確認と段ボールの手配をしてもらい、当日までに荷物の仕分けをしておきます。梱包は当日、業者にお任せすることとなります。

なお、基本的な荷物の分け方は、1.当日荷物(手荷物、スーツケース)、2.航空便(到着まで2週間ほど)3.船便(到着まで2~3か月ほど)4.保管(実家やトランクルーム)、5.処分の5つです。

必要なもの(食べ物や医薬品以外)は、引っ越し当日までに買い終えておくと楽です。

必要物資の購入、日用品のまとめ買い

現地で使う家具家電の買い足し、日用品・食品・医薬品のまとめ買いをします。

食品、医薬品などの飲み込めるものは、航空便、船便には入れられないので、スーツケースに入れられる分だけ購入します。


自動車関連

現地車両の手配

赴任先にもよりますが、車なしでは生きていけない場所もあります。到着後すぐに車が必要な場合は、事前に問い合わせてみましょう。もちろん、到着後に問い合わせ、試乗してから購入することも可能です。自動車保険の契約も忘れずに行ってください。

日本の自動車の売却等

車両の売却

状況に応じて日本での自動車の売却を検討します。

自動車保険(解約、中断、英文等級証明書の発行)

海外へ転居する場合は、自動車の売却有無にかかわらず「中断証明書発行手続き」を行えます。この手続きを行うことで、帰国した際に現在の等級から自動車保険を再開できるようになります。

アメリカで自動車保険に加入する可能性がある場合は、併せて英文の等級証明書を発行も依頼しましょう。詳しくは、現在加入の自動車保険代理店や保険会社へのお問い合わせをお願いします。

金融、通信関連

銀行口座、証券口座の見直し

銀行や証券会社により対応が異なります。規定を確認のうえ、正しい対応を行ってください。以下では一般論を紹介します。

不要口座、維持不可口座の解約

1年以上の海外赴任により非居住者となる(住民票を抜く)と、口座の解約が必要な場合があります。

海外転居申請

銀行次第では、非居住者となった場合でも一部サービスを除き口座の維持が可能です。この場合でも、基本的に海外転居の旨を申請する必要がありますので、出国前に手続きしましょう。

インターネットバンキングの整備

アメリカには、FBAR(海外資産開示義務制度)があります。これは、海外にある銀行・証券口座などの資産額が1万ドルを超えている場合、報告をしなければならない制度です。そのため、インターネットバンキングなどに登録し残高を確認できる状態にしておくとスムーズです。

NISAについて

2019年度の税制改正により、最長5年の海外赴任であれば、条件付きでNISA口座を保有し続けることができます(買い増しはできない)。対応は、証券会社ごとに異なりますので、ご確認をお願いします。証券会社によっては、解約が必要な場合もあります。

住所変更手続き

解約せずに維持する口座については、実家などに住所変更しておきましょう。

携帯キャリア変更の検討

SMS受信可能かつ費用を抑えられるキャリアへの変更を検討します。Povoか楽天モバイルがおすすめです。

しばらく日本でスマートフォンを使わなくなるので携帯キャリアの契約を解除したいところですが、日本で使っていた携帯電話番号は保持しSMSを受信できるようにしておくことと安心です。最近では、アカウントの認証にSMSを利用するサイトも増えているので、安易に電話番号を手放してしまうとサイトにログインできない、登録できないなど、不都合が生じる場合があります。

【povo】180日のうち1回でも購入履歴があれば電話番号が保持されるため、半年に一度最安プラン(2025年時点では180円)を購入することでSMS受信可能な電話番号を保持できます。

【楽天モバイル】月額1,000円程度で、電話番号を保持できます。毎月3GB(海外の場合2GB)を使用できるため、契約の範囲内であれば一時帰国や旅行の際にも追加契約なしでスマートフォンを利用可能です。日本宛ての電話であれば、海外からかけても無料なので家族で1回線契約しておくと重宝します。

アメリカ銀行口座開設

赴任後で問題ありませんが、アメリカでの銀行口座開設の準備を進めておくと安心です。私たちは、全米1位のチェース銀行(正式名称:JPモルガン・チェース銀行)の口座を開設しました。原則、アメリカの銀行口座はアメリカに到着してからでないと開設できませんが、事前に開設したい場合は、三菱UFJ銀行の「海外口座ご紹介サービス」を利用すれば、日本に居ながらにしてアメリカの大手銀行の一つであるU.S. Bankの口座を開設することができます。

なお、銀行により異なりますが、銀行口座開設に必要な書類は【複数の身分証、アメリカでの住所を証明するもの、SSN(ソーシャルセキュリティーナンバー)】等です。

ソーシャルセキュリティーナンバーについて

ソーシャル・セキュリティ・ナンバー/ Social Security Number (SSN)は、納税や年金制度、個人の証明に使用される9桁の数字で、アメリカ在住者にとって最も重要な番号とも言えます。銀行口座開設、クレジットカードの取得、運転免許の取得、 アパートの入居、携帯電話の契約等、提示を求められる場面が多々あります。こちらも基本的には渡米後の対応ですが、帯同者が配偶者ビザで入国する場合は、日本で「戸籍」の取得(渡米後に領事館で婚姻証明書を発行してもらうため)をしておく必要があります。

現金、送金手段の確保

最近はカード決済が一般的ですが、現地通貨(現金)が必要な場面もあるため、多少用意しておくと安心です。

また、海外送金手段を確保しておくこともおすすめです。家賃や車の購入などで多額のUSドルが必要になる場合も。こうした場合は、日本円からUSドルへの換金(いわゆる海外送金)が必要となりますので、事前に送金手段を確保しておくと安心です。

ドル決済のクレジットカード申し込み

JAL USA カード、ANA USAカードは、アメリカの信用情報(クレジットスコア)をためることができるドル決済のクレジットカードです。クレジットスコアがゼロの日本人でも作成することができます。日本のクレジットカードを海外で使用すると為替手数料が数%かかるため、駐在員は持っておきたいカードの一つです。

出国90日前から申込み可能です。だたしアメリカの銀行口座を紐づけてから使用可能となるため、渡米後は早めに銀行口座の開設をしましょう

医療関連

健康診断の受診

おそらく会社から指示があると思われますので、健康診断を受診します。

歯科検診・治療

アメリカでは歯医者が高額かつ海外旅行保険対象外です。事前に歯科検診を受け、虫歯の治療を完了しておきましょう。

予防接種

予防接種については、以下のぺージで紹介しています。

診断書の英訳作成

持病がある方は、かかりつけの先生に英文の診断書、紹介状を作成してもらいましょう。

医療保険、海外旅行保険の確認、見直し

現在加入中の医療保険、会社加入の海外旅行保険等の内容を確認し、補償の削減や追加を検討します。アメリカは医療費が高額なので、念には念を入れての加入をお勧めします。

公的手続き

運転免許の更新と国際免許の取得

日本の運転免許証をお持ちの方は、国際運転免許証を取得しておきましょう。現時点で運転する予定がない方も、念のため取得しておくことを検討してください。

国際運転免許証があれば、取得から1年間はアメリカで運転が可能です。ただし、州によりアメリカの運転免許証の取得期限が定められている場合があります(テキサス州の場合は入国後3か月以内の取得が原則)。早めにアメリカの運転免許証を取得しましょう。

国際運転免許証は即日で発行できます。私は新宿運転免許更新センターで発行しました。平日の夕方に行き、10分程度で受け取ることができました。

また、日本の運転免許証の有効期限にも注意が必要です。更新期限の前から更新可能ですので、有効期限1年未満の場合等は更新期間前の更新手続も検討してください。

海外転出届の提出等

海外に1年以上滞在する場合は、国外転出届を住民票のある役所に提出する必要があります。基本的に、出国の2週間前から提出が可能です。海外転出届を提出した後は、印鑑証明書を取得することができなくなる(失効する)点に注意してください。車の売却などに印鑑証明書が必要な場合があります。

海外転出届をすると、以下の手続きも可能となりますので、併せて行いましょう。

マイナンバーの海外継続利用申請

海外継続利用申請を行うことで、海外でもマイナポータル等を使用することができます。

また、併せて電子証明書の更新手続きも行うことができます。申請時から改めて5年間の電子証明書が発行されるので、長期の海外赴任であっても安心です。マイナンバーをもって役所へ行けば対応してくれます。

納税管理人の指定

日本国内での所得がある場合や、住民税等を収める必要がある場合などは納税管理人の指定が必要です。指定する必要はないと思っていたら相続税が発生するなど、予期せぬ事態になる場合も備えて出国前に申請しておくと安心です。納税管理人は家族や友人等、日本国内に居住地があれば誰でも問題ありません。役所指定のフォームに記入して提出するだけで完了します。

在外選挙人名簿の登録

在外選挙人名簿の申請も役所にて行うことができます。在外選挙人制度とは、外国にいながら日本の国政選挙に投票できる制度です。【①転出届提出、②在外選挙人名簿登録申請、③在留届提出】の要件が満たされると登録が完了し、在外選挙人証が発行されるので、郵送で受け取るか領事館へ受け取りに行くこととなります。出国後現地の領事館で申請することも可能ですが、日本で申請をしておくとほうが楽です。

国民年金の任意加入手続き

日本企業との雇用関係がなくなるなど社会保険の資格がない場合で、国民年金に任意加入を希望なさる方は、手続きを行いましょう。

戸籍謄本の取得

配偶者ビザで入国する場合、前述のSSN(ソーシャルセキュリティーナンバー)申請に原則「婚姻証明書」が必要です。「婚姻証明書」は3ヶ月以内に発行された戸籍謄本があれば、管轄の日本大使館・領事館で発行することができます。

在留届の提出

在留届は海外に3か月以上滞在する場合に提出が必要です。現地到着の90日前から提出できます。現地の日本大使館からの安全情報などを受け取れるので、早めに届け出をすると安心です。もちろん到着後でも問題ありません。オンラインで申請できます。

在留届(外務省)

失業手当延長手続き(配偶者が帯同に伴い退職した場合)

配偶者の海外転勤帯同などによって退職した場合、失業手当の受給期間を最長4年間まで延長できます(通常は1年)。職業に就くことができなくなった日の31日目から数えて1カ月以内に、ハローワークに届けを出すのが基本です。必要書類は管轄のハローワークから取り寄せられます。基本的には出国後の提出となるため、代理人(委任状が必要)に提出してもらうか、郵送で提出します。具体的な手続きは、事前に管轄のハローワークに確認しておくとスムーズです。

その他

英語の勉強、現地文化・習慣のリサーチ

英語や現地文化について、少しでも勉強をしておくと不安を和らげることができます。また、勉強の時間が取れない場合でも、アメリカに持っていくための英語教材などを調達しておくといいと思います。

※私の場合、直前まで働いていたのでなかなか勉強の時間が取れませんでした。それでもなんとか生活はできていますので安心してください。

美容室の予約

アメリカに行く直前に美容室に行くことをお勧めします。直前になると忙しく時間がとりづらくなってくるので、早めに予定を押さえておきましょう。

コストコ会員の検討

日本のコストコ会員になれば、アメリカのコストコも利用できます。日本の年会費のほうがアメリカの年会費よりも安いので、日本で会員になってから渡米する駐在員も多いです。ただし、日本会員の場合、アメリカのコストコオンラインは使用できないほか、アメリカでの購入はポイントがたまりませんので注意してください。

サブスクリプションの見直し

日本でしか使用できないサブスクリプションに加入している方は解約を検討してください。ただし、動画配信サービスは、VPNを契約、経由することでアメリカでも視聴可能です。VPNサービスを通じて、日本のインターネットに接続することで各種日本のサイトやAmazonプライム(日本版)などにアクセスできます。

各種ポイントの確認消化

Vポイント、楽天ポイント、dポイント等、日本企業のポイントを可能な限り消化しておきましょう。ポイントに有効期限がある場合、赴任、帯同中に失効してしまう可能性があります。もちろん、ネットショッピングなどでアメリカから使用することもできますが、日本で使用してしまう方が確実です。

渡米準備、海外赴任前準備は多岐にわたり本当に大変かと思います。なんとかなる、の精神で一つずつ片づけていきましょう。

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