
アメリカのラップは使いにくい、という話をよく聞いていたので覚悟して渡米しましたが、実際に使ってみると印象が変わりました。今回は実際の写真も交えて、アメリカのラップについて紹介します!
アメリカのラップの特徴
特徴、使いにくい点
よく言われているのが、以下の特徴です。とにかく使いにくいと聞いていました。
- 粘着力が弱い
- フィルムが切りにくい
- 箱が壊れやすい、刃の位置が悪い
- レンジで使うと溶けやすい
切りにくい、には理由があった
アメリカのラップはポリエチレン製が般的。一方、よく切れる、くっつきがいいといわれている日本のラップの多くはポリ塩化ビニリデンからできており、これは、ダイオキシンが発生する可能性があるといわれています。家庭での使用や日本の焼却方法においてはダイオキシンの発生は通常考えられないようですが、少なくともポリエチレンのほうがより環境に良いとのこと。理由があるなら、多少切りにくくても理解できるような気がします。
※ポリ塩化ビニリデンを否定する意図はありません。また、日本でも宇部フィルムのポリラップはポリエチレンからできているなど必ずしもポリ塩化ビニリデン製のみが売っているわけでもありません。
また、使いにくいといわれている理由の一つである箱についても少しずつ改善されてきているようです。
実際に使ってみて
今回試したのは、Krogerというスーパーのプライベートブランド商品と、GLADというメーカーのラップです。
より使い勝手が良かったKrogerのラップを中心に紹介します。Krogerの商品は、1つ2.29ドルでした。

いずれのラップも、刃の位置は日本のものと変わりません。ただし、GLADのものは箱の素材が柔らかく力を加えるとゆがんでしまうので少し切りにくさがあります。

Krogerのラップの刃は以下の通りプラスチック製です。引っ張った際にラップが箱から出てこないよう一工夫されており、また、箱の素材もしっかりしています。

実際にラップを切ってみたところ、不自由なくまっすぐ切れました。器によくくっつく!というほどではありませんが、不便のない密着感です。


レンジで使用しても、溶けるなどは今のところ起きていません。プラスチック製の刃の耐久性が気になりますが、うわさに聞いていたほどの不便さを感じる点はありませんでした。Krogerのラップ、おすすめです。

ただし、店頭ですでに箱が壊れているものなどがあるので、吟味して購入するよう注意してください。
日本から持っていくなら
私自身、アメリカのラップにも使いやすいものもあるということがわかりほっとしています。ただし、日本製を使っていれば間違いない、というのも事実です。荷物に余裕があるのであれば、日本のラップを持っていくことをおすすめします。
また、アメリカでは広くは売っていない(と思われる)食品用ポリ袋ラップをもっていくことをおすすめします。食品の保存はもちろん、野菜やお肉に味をつけるときなどにも便利です。
- 清潔、衛生的
- 防湿性に優れ食品が長持ちする
- 冷凍、冷蔵、電子レンジ、熱湯ボイルOK

日本のラップのほうが質がいいのは間違いないですが、アメリカでも十分使えるラップが手に入ります。